自在木廻

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廻

キマワリ（木廻、Plesiophthalmus nigrocyaneus）は、甲虫目ゴミムシダマシ科の昆虫の一種。ゴミムシダマシ類の中では比較的大な甲虫で、目につきやすい普通種である。しかし知名度はやたら低い。

成虫の体は楕円形で背中が盛り上がり、腹面は平ら。体色は黒色から黒藍色のものと緑真鍮色のものなど地域によって大きく差がある。脚、特に前脚が体長に比して長い。その脚の長さから、木をぐるぐる回ることが連想され、この和名がついた。
幼虫、成虫共に朽木を食べる。
人の手が多く加わらない広葉樹林やその近くにはごく普通にいて、樹木や枯れ木の肌に止まっているところを容易に目にすることができる。都市近郊で昆虫採集を始めると真っ先に捕まえる虫のひとつである。しかし知名度が低く、大抵はその段階では名前を知らない。子供用の図鑑にも載っているもののこれまた妙に目立たないことがこれに拍車を掛けている。

カナブン以下の捕獲対象なため、幼少の頃に昆虫採集をしていても目の端に入っていても捕まえもせずに大人になって存在すら覚えていないものも多い。

２０１２年の時点では最小の作品で、「この虫なんなの？」という質問が当然ながらやたら多かったものの、「お！キマワリじゃん」とよろこんでくれるのがとても嬉しい作品だった。